朝、いつものようにコーヒーをたてて、口元まで持って行って気がついた。
今日はNさんの、4回目の入院日だ。
彼女が入院している間は、わたしもコーヒー断ちをしようと決めている。
ーまだ、病院には行っていないから、この一杯で終わりにしよう。
自分に都合のいいように理由をつけて、朝のコーヒーを飲んだ。
ーNさん、今日、入院?はやいなあ。
と、娘が言った。
ーそんなことないよ。いつもと同じ、3週間、家にいて、2週間入院治療。
娘は、ふ~んと言って、朝食のパンを頬張った。
何事もない、ふつうの、当たり前の朝の光景。
Nさんのウチでは、今日から、また2週間、その当たり前の光景がなくなる。
もしかしたら、もう、このサイクルがNさんの家族には当たり前になってきつつあるのかもしれない。
夏休みの三者面談で、高校2年の娘の担任が、東進の林修氏の言葉を借りて娘を鼓舞した。
「もう、今でしょ!!じゃない。受験競争にフライングもスピード違反もない!!他と差をつけるには、今から走れ」
私はその時、病気との闘いも同じだと思った。
フライングでもいい、スピード違反でもいい。打ち勝ってほしい。
ただ、ただ、それを願うばかり。
トモニガンバル隊のカレンダーを渡していない。
ーまた、お見舞い行くね
Nさんから「楽しみに待っている」と、返事があった。
彼女にとって、本当に役に立てることは何か、また、改めて考え始めている。
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