Nさんは以前の治療の際、副作用か胃の調子が悪く、食欲が以前と比べて落ちていた。
4クール目の治療のため入院してからは、胃の不快感も取れ、逆に病院食の選択メニューを楽しみにしていたくらいだと言った。
がんばる隊のかれんだーを渡していなかったので、入院6日目くらいに言ってもいいかと聞いたら、今回は白血球が随分下がっているということ。お見舞いは見合わせ、LINEの画像でカレンダーを送った。
「今回はパワーアップしてるみたい」と、Nさんから返事が返ってきた。
―うれしいな
徳島では、毎年お盆の12日から15日まで阿波踊りで賑わう。
Nさんは、若い頃から有名連に入って踊っていた。
子供たちも昨年までその連に入って、毎年阿波踊りに参加していた。
でも、今年は退院が14日になるらしい。
―毎年、阿波踊りに行っていたのにな。、、、
と、夫がポツリと言った。
夫は阿波踊りに対して特別の思いを持っている。
それだけに、Nさんの心中を察したかのように言った。
熱気で溢れる街の様子をテレビで見ながらお盆を楽しむその裏に、今年は一抹の悲哀があった。
焦ってはいけない、ただ、平常心で。
でも、彼女の体の中でガンがどのように変化していくのか、誰にもわからない。
ひたすら、今を生きるのみ。
また、さりげなく、いいつもと変わらぬ時間が過ぎていく。
Nさんは、14日退院の予定を一日早く切り上げて、退院した。
次は、子供たちの文化祭を見るため、入院まで3週間以上あけるという。
5クール目は、9月の第二週からになるだろう。
それまでに、また、Sさんと3人でランチに行こう。
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