今日は、午後からSさんといっしょにNさんのお見舞いに行った。
約束の時間は2時だった。
Sさんと少し早めに会って、時間をつぶしていると
「今日は来れますか?」と、NさんからLINEのメッセージが。
―今から行きま~す。
大学病院の駐車場は、どこもいっぱいで、なかなか空きスペースが見つからない。少し離れた場所に駐車して、いざ、病室へ。
新しく建てられた病棟は、かつて父が入院していたころとは全く違って、勝手がわからない。
Nさんのベッドは、右奥の窓際だった。そっとカーテンの外側から顔をのぞかせてみた。
入院する前に会った時、今日がベストコンディションの日だと言っていた通り、Nさんは点滴することもなく、一見どこが悪いのかわからない。
「デイルームいて話そう」
さっさと歩くその姿も、全く、普段と同じ。
なんと明るい、元気な患者だこと。いえいえ、本当はそんな気楽なことを言ってる場合ではないはず。
デイルームで
椅子に座るなり、「今日は朝から忙しい」というNさん。
「娘がね、、、」
と、矢継ぎ早に今朝からのことを話し始めた。
娘が2日間学校に行かなかったという。
娘の言い分は、父親の強引な態度だというけど、それだけではないだろう。
いろいろなことが重なっているのだと思う。
こんな時は、つい、母親が入院しているからとか、父親が子供の面倒になれないからとか言ってしまうけど、本当は、それ以外にも原因があるかもしれない。もしかして、母親が病気になっていなかったとしても、同じことが起きたかもしれない。
どしらにしても、何かカウンセリングを早めに受けた方がいいと、Sさんもすすめた。
「もう一つ二人に相談がある」とNさん。
それは、退院予定日の二日後に、大阪であるイベントに娘たちと行きたいけど、ご主人とお母さんがOKしてくれないということ。
ーそりゃ、家族としては心配でしょ。
ーでも、行ってほしい。
なぜ、私はこの時、”ほしい”といったのか。とっさに出たこの言葉を、彼女はどう受け止めたのか。彼女は笑ってこう言った。
「でも、もし主人が、こんなチャンス二度とないから言っておいでって、即OK出したら、逆に疑ってしまう。お医者さんから何か聞いてないって問い詰める。」
私たちは3人で大笑いした。デイルームで、女学生のように弾んで、笑い転げた。
「今回も副作用少なくて、前の入院の時より食事もスムーズに摂れてるよ。楽しみはね、選択メニュー」
―ご飯選べるの?
「基準色があって、75円プラスしたら替えられる。朝、昼、晩、どれにしようかなって1週間分決めるんよ。でも、白血球下がってきたら生もの禁止やから、自動的に基準食にもどってる。」
「この日は、きのこピラフか酢豚か迷ってる」
―酢豚がいい!!
「きのこも捨てがたい」
私たちはメニューを見ながら、大はしゃぎ。
本当にここは病院なのだろうか。
Sさんはお見舞いとして、お肌に良いドリンクを持参。
私は、足つぼマッサージ用の棒を持ってきた。
そして、トモニガンバル隊の6月のカレンダー。
あっという間に1時間半が過ぎた。2時間近くおしゃべりした。
別れ際、私はNさんに言った。
―Nさんが入院している間、私、コーヒー断ちしてる。
そんなこと聞いたら、涙が出るわとNさん。
「無理しないでいいよ」
―だいじょうぶ。
「退院したら、いちばんに知らせる」
そうそう、知らせてもらうためにコーヒー断ちしてます。よろしくね。
Nさん、私が買ってプレゼントしたバンダナをしていた。パジャマも同じ色のボーダー柄。
入院していても、こんなところにまで気配りをして。
うれしいな。
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