Nさんは、入院中、病院の食事を楽しみの一つにしています。中には、栄養があって、ウチでも簡単に作れるお惣菜があります。料理が得意な長女のY奈ちゃんも、さっそく、ウチで作ったそうです。
「この間夕食時にY奈が来たんだけど、そのときのメニューにカボチャと〇〇とベーコンの炒め物があってね。Y奈も一口食べて、おいしいって、さっそく家で作ってた。」
―それ、栄養があって、おいしそう。
―カボチャって、いつも煮物とかにしかしないから、今度やってみよう。
「ここの食事って、特に副菜は、ウチで作らないようなものがあって、いろいろアイデアもらえるよ。」
お見舞いに行ったとき、私たちは食べ物の話でも盛り上がった。
それを思い出して、夕飯のメニューの一つにとカボチャを買った。
でも、カボチャとベーコンは覚えていたのだけど、もう一つの食材が何か思い出せない。
それで、玉ねぎを加えて炒め物を作った。塩コショウだけの、シンプルな味付け。カボチャの甘さがやさしい感じ。
白い器に入れて、スマホでバチッ!! Nさんのラインへ画像送信。
~作ってみたけど、レシピ忘れたから、玉ねぎ使いましたぁ~
Nさんからの返信は、まもなくあった。
テント生活も今日の午前中で終わり、予定通り木曜日退院とのこと。
といことは、わたしのコーヒー断ちも、明後日まで。
コーヒー断ちを始めたころは、コーヒーを飲みたいとも思わなかったけど、あと2日と期限が見えてきたら、その日が待ち遠しくてたまらない。
Nさんもきっと今頃、退院を心待ちにしていることだろう。自宅の生活の匂いを思い出しながら。
そして、あのスケジュール帳のカレンダーに予定を書き込んでいるのだろう。
退院。
なんていい響きだろう。
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